クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(Creative Commons license)

2022/04/18

情報 著作権

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新しい著作権ルール CCライセンスとは

インターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのもで、CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布や改変などをすることができる。CCライセンスに則ってこれらを上手に利用すれば、




コピーライト表記(著作権で保護された状態)とパブリックドメインの中間的存在で、様々な条件の下で著作物の利用を許可するために用いられている。

一つ以上のライセンス条項の組み合わせで6つの統合されたライセンスを定義する。
組み合わせで選択したライセンス条項はライセンスのコモンズ証(名称およびアイコン)に標記される。

CC BY(Creative Commons Attribution、クリエイティブ・コモンズ 表示)
作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求める。

CC BY-NC(Creative Commons Attribution-NonCommercial、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利)


作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求め、非営利目的での利用に限定する。

CC BY-ND(Creative Commons Attribution-NoDerivs、クリエイティブ・コモンズ 表示-改変禁止)


作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求め、いかなる改変も禁止する。

CC BY-NC-ND(Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivs、 クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変禁止)


作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求め、非営利目的での利用に限定し、いかなる改変も禁止する。

CC BY-SA( Creative Commons Attribution-ShareAlike、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承)


作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求め、作品を改変・変形・加工してできた作品についても、元になった作品と同じライセンスを継承させた上で頒布を認める。

CC BY-NC-SA(Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承)


作品を複製、頒布、展示、実演を行うにあたり、著作権者の表示を求め、非営利目的での利用に限定し、作品を改変・変形・加工してできた作品についても、元になった作品と同じライセンスを継承させた上で頒布を認める。


著作権そのものを放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを宣言するもとして

CC 0( Creative Commons Zero、クリエイティブ・コモンズ ゼロ)

Creative Commonsライセンスと異なり、CC0にはどんな制約もない。パブリック・ドメインにある作品と同じように、帰属を明示しなくとも、誰でも自由に利用したり改変することができる。

同種のものと勘違いされがちなのが、
コピーレフト(copyleft)である。

コピーレフト(copyleft)Copyright - all rights reserved → Copyleft ‐ all rights reversed.
著作権 ‐ 全ての権利は留保されている → コピーレフト ‐ 全てのright(右)は逆さにされている

コピーレフトとは、著作権に対しコピーライト(copyrightのライト(右)right(右)に対しコピーレフト(copyleftレフト left(左)となっていることから、著作権の放棄を宣言するものだとだと勘違いされがちだが、著作権を保持したまま、二次的著作物も含めて、すべての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならないという考え方で、著作物の複製物に対して一定の自由を認め、派生的な作品にも同じ権利を保持させるという法的手法のこと。この意味での自由とは、いかなる目的にも作品を使用できること、そして、有償・無償にかかわらず、作品を修正、コピー、共有、再配布できることを指す。コンピュータソフトウェアの著作権に関しての考え方がスタートとなっているが、コピーレフトを実装したライセンスは、コンピュータソフトウェアだけでなく文書、芸術、科学的発見、そしてある種の特許に至るまで、作品の著作権条件を維持するために使用することができる。

コピーレフトの提唱者である リチャード・ストールマン氏によると
コピーレフトは著作権法を利用してはいますが、それをひっくり返して通常とは反対の目的のために使っています。つまり、プログラムを制限するための手段としてではなく、プログラムを自由のままにしておく手段となるように。
コピーレフトの中心的な考え方は、全ての人にそのプログラムを実行し、コピーし、変更し、変更した版を再配布する許可を与え、制限事項を加えることには許可を与えるないというものです。したがって、それが「自由ソフトウェア」であると決定するような大切な自由というものは、そのコピーを持っている人たち全てに保証される、不可侵の権利になるのです。
コピーレフトを効果的なものにするために、変更された版も自由でなければなりません。これにより、わたしたちのものをもとにした作品が公開された場合、それがわたしたちのコミュニティに入手可能であるよう保証されます。プログラマとしての仕事を持っている人がボランティアでGNUソフトウェアを改善したとき、それはコピーレフトなので雇用主に「我々のプロプライエタリな版を作るのに使用するから変更した部分を共有してはいけない」とは言わせないようになっています。

コピーレフトのネーミングについて 
1984年か1985年に、ドン・ホプキンスがわたしに手紙を送ってくれました。封筒にいくつか愉快なことが書かれてあり、その内のひとつが“Copyleft ‐ all rights reversed.”だったのです。当時、配布のコンセプトについて考えていたわたしは、この「コピーレフト」という言葉をその名前にすることにしたのです。

コピーレフトマーク コピーライトの丸Cが、ひっくり返っている
Zscout370, Sertion, e.a., Public domain, via Wikimedia Commons

GNUプロジェクトについて - フリーソフトウェアファウンデーション
https://www.gnu.org/gnu/thegnuproject.ja.html

パブリックドメイン(public domain)について詳しくは


プログラムに関しての著作権について詳しくはhttps://www.memex9000.com/2022/06/font.html

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自営無線通信のエンジニアをしていました。現在はコンピュータ系。理科っぽいものが好きなので、電子工作、BCL、アマチュア無線、RCカー、カブトムシ、金魚、熱帯魚、自作コンピュータ、カメラ、ドローンなど一通り通過しております。 現在は、飛ぶものと昔のものに興味があります。

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